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Windowsの『ファイルを開く/保存』のダイアログでファイル操作
Officeなどのアプリでファイルを開いたり、保存したりするときに使うダイアログ(小さな設定用のウインドウ)があります。実はこれ、Windowsのエクスプローラーを呼び出しているのでさまざまなファイル操作ができます。例えば、ファイル名を変えたり、ファイルを削除したり、フォルダを作ったり、別のフォルダに移動したりできるんです。
ファイルの保存で困った
とある会社の営業の成績表をExcelで作りました。1課から順に作ってきて4課までつくりました。新規文書ですし、ちゃんと保存することにします。
営業4課と名前を付けて保存しようとしたのですが、ダイアログを開くとそこには既に『営業4課』のファイルが存在しています。どうやら『営業3課』を保存するときに名前を間違えたようです。
これは困りましたね。一旦保存をキャンセルし、『コンピューター』から目的のフォルダを開いて名前を変更しますか?
いえいえ、そんなことしなくても大丈夫なんですね。
ファイル保存ダイアログで他のファイルの名前を変更
実はこの保存ダイアログで他のファイルの名前を変更できるんです。名前を変えたいファイルをマウスで選択しておいて、【F2】キーを押せば、名前を変更することができます。
この場合は『営業3課』に変更しておいて、そのまま保存したいファイルに『営業4課』と名前を付ければいいんですね。
フォルダーだって作れます
保存するその時になって別のフォルダーに分類したいと思いつくこともありますよね。そんな時もその場でフォルダーが作れます。
左上にある『新しいフォルダー』というボタンをクリックすればおもむろの保存ダイアログの中でフォルダーが作られますから、適当な名前を付けてやってください。
ファイルの移動もできます
もちろんそのフォルダには営業4課だけを入れるわけじゃ無いですよね。すでに作ってあるファイルもこの場で移動させることができるんです。
ただしいつものように複数のファイルを同時に選択することはできません、Ctrl+Aで全選択もできませんし、Ctrlを押しながらの複数選択もできません。残念ながら1つずつです。たくさんある時は一旦Excelから離れた方がよさそうですね。
いかがですか?大抵のアプリはファイルを開いたり保存したりするときにこのダイアログを使っていますから、今ご紹介したようなファイルの操作が可能になっています。Windowsって面白いですよね。
そそっかしい私はよくファイル名を間違えたり、重複して付けそうになるのですが、その場合も新しい方を変えるのではなく、古い方を変えた方が全体の整合性がとれる時ってありますよね。そんな時にこの機能は大変役に立ちます。