いいなもっと.com > Microsoft Office > Excelで数を数えてみよう(COUNTA、COUNT、COUNTIF、DCOUNTA)
2013
10/ 11

Excelで数を数えてみよう(COUNTA、COUNT、COUNTIF、DCOUNTA)

Microsoft Office

数を数えるのはお仕事の基本

社員旅行のオプションツアーの集計表

社員旅行のオプションツアーの集計表

どんな仕事をしていても数を数える事ってよくあります。表に鉛筆をたてて1,2,3,4・・・なんて数えています。時にはパソコンの画面のエクセルの表を1,2,3,4・・・なんてしてませんか。私は時々やってますけどね。

ほんの少しならいいのですが、大きなデータの数をあたるのは大変な作業です。複雑な条件付きで数えるとなるとなおさらですよね。今日はエクセルで数を数えてみます。 どうやら社員旅行のオプションツアーの集計表のようです。氏名と性別、そして希望のオプションツアーが記載されています。欠席の人は希望欄が空欄になっています。こんな小さな表ならば簡単に数えられますが、これが何十、何百人にもなったらどうしますか?

まずは簡単に数えてみましょう

COUNTA関数でサクッと数える

COUNTA関数でサクッと数える

COUNTA関数です。データの入ったセルの数を数えます。引数(カッコの中です)は調べる範囲です。ここではC2からC12ですよね。すると空欄以外のセルの数の 9 が結果として求められます。

数字の入ったセルだけを数える COUNT という関数もあります。数字以外(要するに文字)が入ったセルの数を数える関数はありませんが、全部のセルの数を COUNTA で数えて、そこから COUNT関数で数えた数字の入ったセルの数を引けばOKです。

条件付きで数えてみよう

COUNTIF関数で条件を指定して数える

COUNTIF関数で条件を指定して数える

次に男女別の人数を調べてみます。条件を指定してカウントします。関数は COUNTIF と言うのを使います。

引数は2種類。数える範囲と条件です。 数える範囲は B2 から B12。条件は E3 に入れておきました。 式は = COUNTIF(B2:B12,E3) となります。二つ引数は『,』で区切ります。前回学習した関数の挿入(数式バーの fx と書かれたボタン)を使ってもいいですよ。

条件として直接式の中に値を指定することもできます。

条件として直接式の中に値を指定することもできます。

条件として直接式の中に指定することもできます。 = COUNTIF(B2:B12,”女”) って感じです。

もっと複雑な条件を指定してみよう

DCOUNTA関数で複数の条件を満たす人数を数える

DCOUNTA関数で複数の条件を満たす人数を数える

男性で観光希望というように、二つの条件を満たす人数を数えてみます。いよいよコンピュータの真骨頂です。DCOUNT関数を使います。Databaseを数える関数です。データベースだなんて大げさな感じがしますが、実際のデータベースも表の様なものです。これであたなもパソコンでデータベースを操作しています、なんて言えますね。(ちょっと言い過ぎw)

引数は三つ、最初はデータベースの範囲。ここではA1からC12を指定します。A列はどちらでも良いのですが、1行(B1:C1)は絶対に指定しなくてはいけません。ここがデータベースの項目の名前になるからです。 次はフィールドという引数ですが、ここは空白のままです。使いません。 3つめは クリテリア という条件を指定した表です。難しく考えることはありません。上記の様に、2つの条件を表にしておけばいいのです。このクリテリアの1行目の名前とデータベースの1行目の名前は一致していなければなりません。一致していないと検索しようがありませんからね。 表の中の条件を変更すれば、たちどころに人数が数え直されます。条件を横にずらずらと並べればさらに複雑な条件でカウントすることもできます。やってみてください。

条件を縦に並べるとORになる

条件を縦に並べるとORになる

条件を縦に並べれば、『または』つまり OR になります。ゴルフ または 観光 の人数です。

さらに複雑な条件を指定してみます

ややこしい条件もクリテリアを使えば簡単に指定できる

ややこしい条件もクリテリアを使えば簡単に指定できる

こんなこともできますよ。

男性 または ゴルフ を希望する人の人数です。

ややこしい条件もクリテリアを使えば簡単に指定できる

ややこしい条件もクリテリアを使えば簡単に指定できる

さらには・・・

男性でゴルフ希望 もしくは 女性で観光希望 の人の人数です。こんなの数えてどうするんだ、なんて言わないでください。例題ですから。

もう頭がこんがらがってきましたね。条件の優先順位は横方向(かつ)が縦方向(または)よりも優先されます。うまく使えば相当複雑な条件で人数を数えることができます。Excelってすごいでしょ。

Excel2007以降では複数の条件を指定して数を数える COUNTIF関数も追加されています。そちらはまたの機会にご紹介します。

タグ: ,

« »

-->