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Windows10(8も)はシャットダウンで再起動されない
Windows8以降のパソコンはシャットダウンでリセットされない
パソコンの調子が悪いときとかはとりあえず再起動というのは定番のテクニック(というほどでも・・・(;^_^A)ですよね。長時間動作していて不具合がたまったらリセットしちゃおうってわけです。
作業が終って電源を落せばパソコンはリセットされる。次に電源を入れたときは再起動と同じ・・・というわけで、普通はあまり再起動を気にしないで、毎日シャットダウンをしていればそんなに不具合がたまることもありませんでした。
ところがWindows8では「高速スタートアップ」という機能が追加されました。これはパソコンの起動を早くするために、シャットダウンでパソコンをリセットせずに、次に起動したときに前の設定を読み出して素早く起動するという機能です。そのおかげで起動は確かに速くなったのですが、不具合をそのまま引きずってしまうと言うデメリットが生じました。パソコンが調子の良いときは良いのですが、一旦おかしくなるとシャットダウンで治らなくなっちゃいました。
Windows10が調子悪くなったら再起動しよう
昔からパソコンの不具合でかなりのものが再起動で直ってしまうことが多いですよね。それでPCサポートのお電話をいただくとまずは「再起動されましたか?」とお尋ねしています。多くの相談者は「何度もしました」と言われるのですが、実はその中にシャットダウンを何度もしており再起動は一度もされていないことも少なくありません。実は高速スタートアップがじゃまをしてシャットダウンではリセットされないんですね。これでは不具合は解消されません。
ですからパソコンの調子がおかしくなったらとりあえず「再起動」をしてみてください。これで結構直ることが少なくないですよ。
高速スタートアップを無効にする
起動が20~30秒遅くなってもキッチリとリセットされて欲しいと思われる方は高速スタートアップを無効にしましょう。確かに起動には余分に時間がかかるのですが、まぁ大抵は1日1回のことですし、これで人生どうなるものでもありませんからね。
まずは『設定』を開き、左のメニューから『電源とスリープ』をクリックします。
えっ?『設定』の開き方が分かりませんか?申し訳ありませんが、その場合はパソコンの設定をいじられるのはあまりおすすめ出来ません。今の設定のままでお使い下さい。
そして右側の項目から『電源の追加設定』をクリックします。
コントロールパネルの電源オプションが開きますから、左のメニューから『電源ボタンの動作を選択する』をクリックします。
『シャットダウン設定』に『高速スタートアップを有効にする(推奨)』というチェックボックスがあります。でもこのままでは選択できません。
そこで上の方にある『現在利用可能では無い設定をへんこうします』という青い文字をクリックします。
これで『高速スタートアップを有効にする(推奨)』のチェックボックスを選択できるようになりました。これをクリックしてチェックを外して下さい。一番下にある『変更の保存』ボタンをクリックすれば設定完了です。
高速スタートアップは便利な機能で、似たような機能はMacOSでは昔から採用されていました。スマホやタブレットが一瞬で起動するのも似た機能なんですね。最近のデバイスは起動が速くWindowsが嫌われる(特にノートPCなどのモバイルで)のはこれが一番の原因かもと思ったMicrosoftが少しでも早く起動するためにこの機能を採用し、しかも簡単には設定を変更できないようにしているんじゃないかと思います。Windows10はずいぶんと再起動無しでも安定するようにはなったのですが、それでもMacOSやスマホに比べるとまだまだです。まずはそちらの解決も大事じゃ無いでしょうかね。