05/ 07
Macでスクロールバーを常時表示して作業効率アップ
MacのUI(ユーザーインターフェイス)は時としてデザイン重視が過ぎる
MacのOSXでは10.7のLionからウインドウのスクロールバーが普段は非表示で必要に応じて薄いグレーで現れるようになりました。スッキリとしたデザインでなかなかクールなのですが、これが時としてイラッとさせます。
スクロールバーが表示されるとき、アイテムの上にオーバーラップして表示されます。半透明なので下の項目が見えなくなることは無いのですが、その項目をクリックすることはできません。場合によってはその項目が一番下だったりするとそれ以上スクロールアップできないので、まったくクリックできないこともあります。
Macはそのクールでシンプルなデザインが人気なのですが、度を超したデザイン指向は時として使い勝手を悪くします。iMacのSDカードスロットが背面にあるのはその最たる例ですよね。ここまでやられると笑えません。Jobsだって草葉の陰で・・・(個人的感想です)。
いくら新UIを積極的に受け入れる方針の私でもここまで作業効率を落とされると(おおげさか?)ガマンできません。ここは設定をチョイといじらせてもらいます。
スクロールバーを常時表示させる
ドックにあるシステム環境設定(歯車のアイコン)をクリックし、左上の『一般』アイコンをクリックします。
中ほどにある『スクロールバーの表示』で『常に表示』にチェックを入れます。Windowsと違ってMacでは『OK』とか『適用』なんてボタンがありませんが、チェックを入れた瞬間に全部のウインドウに対してちゃんと設定が反映されるのがスゴイですね。
これでスクロールバーはウインドウの中にあるアイテムにかぶらずに常時表示されるのでイラッとさせられることもなくなります。確かに出たり消えたりする半透明のスクロールバーに比べるとクールじゃないかもしれませんが、そもそも見た目を気にする余り帰って使いにくくなった状態をガマンする方がクールじゃありませんよね。中身がともなってこその見た目です。
Appleさん、次のiMacではSDカードスロットやUSBポートはもっとアクセスしやすい場所に付けてくださいね。一体型のWindowsマシンでここまで使いにくいモノを他で見たことありませんよ。