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Windows10にアップグレードしたらオフィス複合機のスキャンが送れなくなった
オフィス複合機のスキャン機能を使って書類をPDFにしてパソコンに送信する機能があるのですが、これを活用されている事業所って多いですよね。小さな事業所の場合、事業所内にこの設定をできる社員がいなかったりすることが多いので、コピー機のディーラーさんとかに設定してもらうことが多いのじゃ無いのでしょうか。
ところが、今までWindows7で普通に使えていた複合機からのスキャンデータの送信がWindows10にアップグレードしたとたんに使えなくなるトラブルが発生しています。これはパスワード保護共有の設定が変わってしまったことから発生する場合があります。
『共有の詳細設定』を開く
まずは『ネットワークと共有センター』を開きます。簡単なのは右下のタスクトレーにあるネットワークアイコン(有線LANならパソコンのアイコン、無線LANなら4つ切りバームクーヘンのようなアイコン)を右クリックし、表示されたメニューから『ネットワークと共有センターを開く』をクリックします。
左の欄にある『共有の詳細設定の変更』をクリックします。
共有の詳細設定を変更する
下の方に『すべてのネットワーク』という項目があるので、この右側にあるボタンをクリックして設定項目を展開します。
一番下に『パスワード保護共有』の項目があるので、『・・・を有効にする』に入っているチェックを外して、『・・・を無効にする』にチェックを入れます。
Windows7ではパスワードを設定していない人も多く、スキャナなどの外部機器が共有フォルダにアクセスする際にパスワードでの保護を無効にしている場合が多くあります。ですが元々Windowsではこの設定項目はデフォルトで有効になっています。Windows10にアップグレードした際にこの項目が『有効』になってしまったために、スキャナからのアクセスをパソコンが拒否してしまったんですね。
他にもWindows10にする際にパスワードを変更してしまった場合も同じ様にスキャナからのアクセスが拒否されます。その場合はスキャナの送信先の設定メニューでパスワード(場合によってはユーザー名も)を変更してやってください。こちらは複合機のメーカーによって操作方法がかなり異なりますから、マニュアルを見るかサポートにお問い合わせください。
Windows10へのアップグレードがMicrosoftによって強く進められているのでこのようなトラブルはこれから頻発すると思います。比較的簡単に対応できますから、ぜひ挑戦してみてください。